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初対面の学生と親しく本音で話せるようになるためには工夫がいる。できるだけ狭い空間で(寮の部屋がベスト)車座になり、自己紹介と共に、今の悩みを語ってもらう。そして何か面白いネタ話を共有する。最初は遠慮している学生も、こちらがとっておきのネタ話を披露すると徐々にリラックスしてくる。今回はCarletonの学生を連れて、近くのSt. Olafの学生を訪問。部屋に9人、靴を脱いでおしゃべりした。車で8分の距離にあり、日本であれば電車で隣の駅ぐらいの立地だけれど、歩けば40分かかる。ミネソタの冬に歩けば命が危ない。初対面でも話せば共通の友達がいる、共通の悩みを抱えている、同じ19歳である、すぐにうちとける。毎回印象に残る学生がいる、紹介したくなる学生がいる。似たもの同士のグループを作っている。例:言葉と文化が関西一色の学生グループ、KIU(関西弁インUSA)とか、NIG(飲みに行きたい学生)グループなど。今回もNIGの新規メンバー候補が見つかった。AIではできない体験である。

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(1)本当のアメリカを理解する。Swing Statesがアメリカの政治を動かす場所であることを考えると、その地域にいる人と知り合うことは重要

(2)キャンパスのリーダーになる経験が豊富。小規模なので、各自の存在は目立つし、活躍するチャンスもたくさんある。日本を代表する言動も求められるし、そういう意識も育つ。

(3)中西部の経験は日本人にとってユニークな経験となる。仕事において中西部の経験、友人の存在はプラスになる。アメリカで一番日本の存在感を感じるのは自動車メーカーが存在する中西部。

(4)自分の将来を考えるいい場所。自分にあった分野を探す上で、リベラルアーツ大学はいい仕組みである。専門的なトレーニング(大学院)で大都市に行けばいい。

(5)物価。学費・生活費が東・西海岸の大都市と比べて安い。


田舎町に4年住むこと、不便な場所に住むことは、貴重な体験になる。一生住むわけではない。4年間ぐらい、こういう経験をすることは大事。(体験こそAIでは得られないこと)またこういう不便な生活という共有体験を持つアメリカ人とはその後貴重な親近感が生まれる。


"I went to Knox College in Galesburg."  "You did? I went to Grinnell."  初対面であってもこの会話だけですぐに親しくなれる。




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新学期になってキャンパス訪問が始まった。College of Wooster, Ohio Wesleyan, Earlham, DePauwで合計日本からの新入生3+9+5+5=22人と会った。在校生の集まりで感じることは、2年生、3年生、4年生とみるみる自信がついていること、一目でわかる。1年生の質問の答えは必ず持っている。なぜなら同じ悩みを持っていたから。さて本題。アメリカには東海岸、西海岸、そして中西部とまったく違う気候、文化、経済をもった「国」が存在する。初めてアメリカにアジア人学生にとっては、東はToo competitive、西はToo many Asians、中西部は入口としてちょうどいいフレンドリーな場所という印象がある。今回のオハイオ・インデイアナ訪問でもう一つの視点をもらった。日本企業(特に自動車産業)は圧倒的に中西部に拠点を持っており、トヨタ、ホンダ、スバル、日産及び関連企業、そしてソフトバンクもこの地域にデータセンター投資する。この地域の若者にとってキャリアという視点で日本語また日本についての関心が高まっているという。日米関係という視点からみても、この地域との人間的な結びつきはさらに大事になるかもしれない。どうやって友達をつくるか、日本企業の進出もあるし、学生の留学もその手段となる。個人にとっても、国にとっても中西部は大事な場所なんだ、という再認識をした旅であった。

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栄陽子さんが明確に説明してくれた。「今の時代は体験、経験が一番大事。世界中に友達がいないとダメ。アメリカの入り口はド田舎のリベラルアーツ大学。親切だから。そういう場所で寮生活をして、卒業すれば、自信につながる。そういう体験をしにいくのがアメリカ留学。他の国ではより専門性が要求される。何を勉強したいのかわからない人はアメリカに行くべき。お金の問題を解決する方法はいくつかあるわよ。」サンキュー陽子さん。


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海外から新しくアメリカに入国する学生数が17%低下したという。特に大学院、短期留学で低下しているらしい。要因としては財政的な理由で大学院の募集人員が低下していること、ビザ取得が困難になっていること、就労ビザ取得が難しくなっていることなどが挙げられる。またこの期に優秀な学生(教授)を誘致しようと他の国が積極的になっていることもある。


では日本人にとっては、どういう影響があるのだろう。つきあいのある大学では、ビザの問題がない日本人をもっと確実に確保しようという動きがある。ビザの問題があるインド、中国、中東の学生は合格しても、入国できない確率が高い。それよりも確実に日本人を、ということ。(平均ビザ却下率は35%とか)勿論全体の留学生で日本人の占める割合は1%ほどなので大勢には影響しないだろう。


日本人の学生数は基本的に円ドルの為替の変動が大きな要因だった。1970年から1990年にかけて360円から130円に大きく円高になった時期には人数は7倍に増加した。現在は14000人が留学しているが、この数字は1984年と同じであり、当時為替は233円だったことを考えるとアメリカへの留学人気は定退している。


高いコストをかけてアメリカに留学する価値があるかどうか。もっと学費の安い国でもいいのではないか。このブログで何度も語っているように、留学は価値があると思う。個人のためにも、国のためにも。ただ円安の中、そのコストは高騰している。アメリカはその中でも一番高い国だ。ただし学費を全額払う必要はない。大学から、その他の団体から奨学金のチャンスがある。留学するとしないでは一般的に人生に大きな格差が生まれている。奨学金の価値はこらからますます上がっていく。(特にドルベースで受給できる奨学金はさらに)留学で生まれる格差は奨学金が決め手になり、もっと正確には、奨学金情報を持っているかいないかということではないか。


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またも高城剛氏のメルマガから。


「人類史とは外部化の歴史です。火が胃袋の仕事を、車輪が脚の仕事を、文字が記憶の仕事を、そしてAIが思考の仕事を引き受けてきました。ではいったい、なぜ人類は、外部化を続けてきたのでしょうか。便利になりたかったから、ではありません。内側に向かう時間と余力を、確保したかったからだと考えます。」高城未来研究所Future Report8月14日より


AIで出来た余裕で人類の関心はどこに向かうのか。その一つが脳神経、自分の中身を知る、体験する、変える、ことなのかもしれない。その先には何があるのだろう。洗脳?薬?宗教?


これだけ毎日SNSに触れていると何かしら自分の内部が進化?(退化?)しているのかと感じることがある。



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高城剛曰く「快適は金で買えるが物語は買えない。ホテル宿泊は快適かもしれないがそれ自体で思い出は出来ない。その場所の歴史を知り尽くすおばあちゃんの家に民泊すれば、そこでの体験は物語になる。」旅行の行先でどこに泊まるか、どこに行くか、誰とどこで食事をするか、どの大学を選ぶか、どの会社を選ぶか、誰と結婚するか。そこでどういう物語が生まれるか、ネタ話になりそうか。これは一つの判断基準だと思う。そういう意味でいうと、留学は物語をつくる選択だと思う。日本の大学では起きないことが必ずある。それを楽しめるかどうか。そういうネタを持っている人との会話は楽しい。学生になぜこの大学を選んだかを聞く。「直観っす」「空港に近いから」この二つが今までのベストアンサー。(今日は亡き父親の99回目の誕生日)
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年収はその人に一番親しい5人の年収の平均だと言われる。先天的な能力よりも後天的な環境・努力がその人の人生を決めるということ。とすると、留学は環境を変えるいい手段だと思う。ただ行先の大学でも自分の環境は自分で作らなくてはいけない。誰とつるむかによるということ。留学した多数の学生とつきあうと次々にチャンスを掴んでいく人もいるしそうでない人もいる。何が違うのか。
Richard Wisemanは以下の運の法則をあげている。(解説は以下動画)
1)チャンスを最大限に広げる
2)虫の知らせを聞き逃さない
3)幸運を期待する
4)不運を幸福にかえる

身近な例としては、
  • 遅刻しない人
  • 昔からの友人を大事にする人
  • 利他的に行動する人
  • 話を聞く人
少なくともこういう人は助けてあげたい、人を紹介してあげたいという気持ちになる。人を紹介しても行動に移さない人には次から紹介したいとは思えなくなる。紹介した人から感謝されれば、また誰を紹介しようかという気持ちになる。新学期がもうすぐ始まるが、それぞれの環境で幸運をつかんで欲しい。​
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1994年のワールドカップ準々決勝をNJに見に行った。ドイツ・ブルガリア戦でブルガリアが2:1で勝った。どういうわけかフランス応援団が多くて、ドイツの敗退で気勢をあげていた。「ドイツよ何回負けるんだ、戦争にも負けるし、今日も負けた」みたいな歌ですごいなあと思った。日本はドーハで敗れて出場していなかった。今年は日本はグループステージを勝ち上がって、トーナメントではブラジルに負けた。でも大勢の日本ファンが駆け付け、話題になった。移民の国だけあって、48か国の出場国出身のファンが母国から駆け付けたファンと共に応援している。ちょうど日本でいえば甲子園出場校を応援するように、地元の高校、家族の高校、友人の出身校など複数のチームを応援する。アメリカにいて日本のチームが活躍する、大谷が活躍する、松山が活躍するのはすごくうれしい。周りの友人も応援してくれる。40年前ほど経済紙で日本のニュースが取り上げられない中でスポーツで話題を提供してくれることは日系人にとってうれしい。各国選手、チーム、応援はその国の文化を表現する。アメリカに留学した学生がさまざまな分野で活躍しているのを見るのは本当に頼もしい。ブラジルに負けて悔しいが、今回一番悔しがっているのは3回続けて本選出場できていないイタリアのファンだと思う。
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音楽評論家の岩見祐子さんは、若くて気にいった人に、会いたい人をプレゼントすることを生きがいとしているそうだ。人は歳をとると人との付き合いが変わってくる。所属する組織の立場からも解放される、ましてや恋人としての対象でもなくなる。でも逆に出来ることがある。それは人の紹介である。利害を気にせず紹介できることも増える。若くない人は若い人との接点も減るので、両方から感謝される。岩見さんは初対面の若きYoshikiに誰に会いたいかと聞いたそうだ。そのやりとりから、深いつきあいが始まったという。まさにこれはVenture Capitalistの仕事、いやHuman Capitalistの仕事だと思う。