Published on
高校生の時代、つきあいが始まると、お互いの気に入っているレコードを交換するという習慣があった。アルバムの入った袋を学校に持参し彼女と交換しあう。それは対外的にもつきあっているというメッセージだった。好きな曲をシェアしてそれについて語り合うということだ。時代がかわってもこうしたニーズは残っており、Itune、Spotifyなどでお互いのPlaylistをシェアすることができる。すごい。昔は恋愛が破局に終わると、借りていたレコードを返すという儀式があった。対外的にもこれはきびしかった記憶がある。今はスマホで出来てしまう。

Amazon、Netflix、Peloton、SpotifyのFamily accountは大抵ユーザー人数の制限があるが、これもよく考えられている。親二人子二人の家族だと、ゲストに2人追加できる。上記のアルバムと一緒で、つきあいが始まると最初のステップはこうしたアカウントをシェアすることになる。子供2人がそれぞれ恋人を追加するとちょうどいい人数になる。あるいは相手のアカウントに追加される。破局すると追い出されるので実家のアカウントに戻ってくる、ということがうちでも何回かあった。すべてスマホである。
Picture
Published on
これから留学をしようと考えている学生には思いつかないと思うが、留学で家族の人生も変わる。親父は大分県から東京に上京して人生が変わった。息子がアメリカに行ったことで両親だけでなく、親戚知人がアメリカを訪ねてくることになる。うちの母は中国に行くことなど全然関心なかったが、孫が行くとなると中国、台湾、ベトナム、アメリカも行った。親父は戦争中特攻隊員であり、いろいろな戦争経験もあったが真珠湾にも行ったし、ホワイトハウスにも行った。うちの子供たちはまだ独身だが、今までインド人、メキシコ人、韓国人、黒人と付き合いがあった。そのたびにひそかに胸が躍る。新しい世界が広がるから。

両親に結婚の気持ちを伝えた時、親父は大分の実家に戻り、家族会議が開かれた。親父は男ばかり9人兄弟の5番目で五郎という。会議といっても酒盛り会議なんだが、一番年上の叔父が、これだけ兄弟が大勢いるんだから、そういうのが一人いてもいいだろう。面白いじゃないか。と語った。そうだそうだということで酒の勢い?でダイバーシテイーが評価されたのである。めでたしめでたし。
Picture
Published on
近年アメリカに住んでいて感じることは、日本発の情報が圧倒的に減っていること。発信はされても取り上げられないのかもしれないが、世界が求める情報をもっと発信する努力を行わないと。海外からの情報は日本で時差なく広まるが、その逆が不足している。情報に関しては明らかに輸入超過である。勿論英語の情報で海外の読者・視聴者に分かるような説明が必要だ。ネットフリックスのおかげで日本のコンテンツが海外でも反響を生むことは証明されている。これだけPodcastが普及しているのに、英語で聞ける日本のコンテンツが少ない。世界の方が日本の市場よりもはるかに大きい。アート、映画、文学、音楽、食材、教育など今までの国内産業はどんどん世界にいってほしい。そこには海外経験のある日本人の活躍の場があると思う。ハードの輸出は日本のお家芸のはずである。ハード以外の分野でも活かして欲しい。そのためには帰国子女、海外留学組は貴重な戦力だ。English (Chinese, Spanish, French) is our future.
Picture
Published on
振り返ってみると20-30歳代の時、どういうわけか20歳ぐらい年上の人とつるんでいることが多かった。かばん持ちの人もそうだった。何か同年代にない新鮮さがあった。めちゃめちゃおごってくれるし。そういう人が次々に引退していく。今度は1世代若い人たちとつるむのが新鮮となった。老いては子に従えとあるがまさに新しい発見だらけ。今度はめちゃくちゃおごる立場になった。頑固おやじになっては相手にされなくなる。新しいテクノロジーにも挑戦する。若さを維持する秘訣でもある。

世代が違う相手、国籍、人種、宗教、文化、性別、習慣の違う人と話すと本当に得ることばかり。仕事の上でも業界を超えたつきあいをしないといけないと思う。不動産の世界にいると、どうしても同じ考え方の人ばかりになる。以前不動産を通して提供していたことがネットで出来てしまうのだから。

昨年は大統領選挙もあり、親子の間で政治、人権など結構真面目な話をした。選挙結果はご存じの通りだが、いずれにしても候補者は70代。どちらが選ばれても20代の世代感覚からすると不満ばかりである。
Picture
Published on
ある関西の創業者のアシスタントとして仕事をする機会があった。かばん持ちであり、運転手であり、秘書であり、通訳であった。その人の関西弁は、すべて明快でロジカルで本当に通訳しやすかった。(あいまいな日本語は通訳してもあいまいになってしまう)口は悪かったが行動ははやく戦略的だった。本当に勉強になった。こうしたオーナー企業の経営者はカリスマ性があり、大きなビジョンをもっているので、ぜひインターンシップでも就職でも挑戦してほしい。大企業では長くいても経験できないことが得られる。逆に海外の企業が日本に進出するチームに加わるなどは貴重な体験である。つまりすべて細分化された大企業より、常に新しいことに挑戦できる環境を選んでほしい。
Picture
Published on
大学で生まれるネットワークの中心人物は先生だと思う。リベラルアーツ大学の先生は本当に面倒見がいい。研究というよりも教育を生きがいとしている。専攻分野のアドバイザーともっと親しくなってほしい。先生学生ということでなくて人間同士のつきあいをしてほしい。一生のつきあいになる。そういう先生は必ず卒業生ともつながりがある。進路に関するつぶやき相手としては最適だ。卒業生はこうした先生に求人の紹介依頼をしているので、先生も常にいい学生はいないか探している。授業の相談だけでなく、趣味の話、日本の話などをしてみてほしい。そのうち先生からベビーシッター、留守番などを頼まれるようになったりする。先生の頭にはネットに出てこない情報がつまっている。
Picture
Published on
自分が知らない世界をどうやって調べるのか。勿論留学もその方法の一つだろう。もう一つはメンターの存在。学生の将来を心配し、助けてあげたいと思っている大人が必ずいる。助けたいと思っているが本人の気持ちがわからないので何もしてあげられない。先輩、先生、友人、親などに自分の考えていることをつぶやくことを勧めている。不思議なもので、そういうヒントをもらうと人間は無意識のうちにサーチを始める。こんな人がいるよ、こんな本があるよ、こんな会社があるよ、という情報が集まってくる。

学生と話をしていると、悩みの種類は限られている。つまりみんな似たようなことで悩んでいる。ということはすでに誰かが同じ課題を乗り越えている。そういう先輩にめぐりあえればヒントを得られる。そういう体験をした人は、今度は逆にメンターとして後輩を助けようとする。本を出版した人、講演する人、メデイアに登場する人は、基本的にネットワーカーであり、そういうメンター精神が強い人が多い。なので積極的に連絡を取ってみることを勧めている。

Picture
Published on
リクルーターの話では、採用情報でネット上で公募されるのは半分以下だという。シリコンバレーの超人気企業では基本的に社員からの紹介を最優先するという。特にインターンシップの採用は特に大手であればあるほどネットに出さない。社員の紹介などで十分優秀な人材が集まるし、コストも安く済む。紹介した人が社員になると大抵ボーナスも出る。

プリンストンのキャリアサービス担当者の話では近年キャンパス訪問する企業も減っているという。勿論オンライン上で面接できる技術が普及していることもあるが、主体的に訪ねてくる学生を優先している。コロナが収まってもこの傾向は変わらないのではないか。同大学では、Double intern、つまり複数のインターンを夏休みに経験するなどして、積極的に社会勉強することを推奨している。

多くの学生が教育に関わりたいと思っている。なぜか。学校の先生以外とのつきあいがないということだと思う。学校以外の社会に関して知らないので興味もわかないということだ。You don't know what you don't know。(続く)
Picture
Published on
ボストンキャリアフォーラムは過去30年に渡り毎年5000人の学生、200社の企業が集まるジョブフェアである。在米の多くの学生も参加している。私も採用側で参加したことがある。でも考えてほしい。視野を広げるためにアメリカの大学に進学したのに、(たった)200社の中から自分の進路を選ぶことはもったいない。ろくな就活体験もないのに偉そうなことを言える立場にはないが、進路に関する視野を広げてほしいと願っている。出展コストなどの理由で、このイベントに出展する企業は本当に限られている。他にも魅力的な企業が数多く存在し、経営者は常にいい人材を求めている。いかにそういう企業に巡り合うか、それはネット情報ではなく、ネットワーキングだと思う。(続く)
Picture
Published on
所属していた不動産会社には優秀な若手の社員が大勢いた。ユダヤ人3人が創業していて不動産の証券化などを行って急成長していた。ミーテイングは立ち話。とにかくペースが速かった。定例のミーテイングで常に注意されたことは、お前の意見はどっちなんだ。説明してくれということ。日本的なあいまいさは許されなかった。意識して自分の考えをまとめるトレーニングしてもらった。大勢の顧客投資家がいて、利害関係の調整が非常に難しい会社ではあったが大変感謝している。
Picture