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Gerald Curtis氏の私の履歴書(日経2024年12月)に日米摩擦の記述があった。そこにあった写真を見て思い出した。ちょうど大学卒業した1981年6月、帰国を前に持っていたChevy Impalaの処分に困った。3年間乗っては壊れ、直しては壊れ、という代物で、ガソリンは食うし困っていた時、アメリカ各地で日本車を叩き壊すデモンストレーションが話題になっていた。友人と話したら、これやれよ、という話になった。質の悪い米国車を日本人が叩き壊すイベントをやってみよう。ハンマー一振り10ドルをチャージした。新聞記者は来なかったが、友人が20人ぐらい集まって200ドルの売り上げになった。なかなか壊れなかった記憶がある。その車はそのままにして帰国してしまった。ひどいことをしたものだ。(ちなみにこの車は800ドルで購入)
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マスターズ優勝の2日後、ゴルフ仲間からHideki, Hidekiと言われるようになった。池にいれてもリカバーして優勝できる。これから日本のゴルファーは彼の姿をイメージしながらゴルフできる。回りもそういうリスペクトが生まれる。(特にたまたまHidekiという名前であれば余計自信がつくだろう)韓国女子プロがアメリカのゴルフ界で圧倒的な存在感があるのもそういう自信があるからだろう。6年前、なでしこが優勝したらパスが来るようになった(41)のとまったく同じ。Representationの力とはこういうことだろう。ノーベル賞、アカデミー賞でもおそらく同じような現象があるのだろう。記録は破られるためにある、というがまさにその通り。1マイル4分の壁、マラソンの2時間の壁、100メートル10秒の壁、誰かが更新すると世界各地で更新される。不思議な心理現象だ。Congratulations, Hideki!
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数年前にキャンパス内にホテルが出来た。部屋数は少ないがすごくいい。ホテルの横にはフィラデルフィアまで30分でいける電車の駅もある。こういうのがあると面接に来る人、役員会出席者、親などはうれしい。モーテルにとまって隙間風や騒音で眠れなかったりしたことが何度もある。最初に来た時、どういう学生を集めているんですか、という質問に対して、友達と夜遅くまで議論しあうのが大好きなNerd、と言っていた。なるほどそういえばという感じだった。周囲は静かな住宅街で、大学が文字通り町の一角となっている。ここの今の学長も新しいことに色々挑戦している。というか時代の要請に答えようと必死になっている。環境へのこだわり、キャリアに対する準備、多様性、人種差別に対する方針、メンタルヘルスに対する対応。この大学の学長は黒人女性であるが、最近は有色人種、女性、LGBTQが学長に就任することが増えている。多様性をめざす組織の象徴としての役割もある。昨年BLM運動が高まっていた時、各大学の学長は争うように声明を発表している。民間企業もいろいろな価値観を発表するようになった。そうしないと学生、従業員が黙っていない。消費者も価値観で会社を選ぶようになりつつある。学長の発言もSNSで広まる。大変な仕事だと思う。日本人は年に1-2名入学している。

ここでは新学期になると、Coming out weekというのがある。キャンパスは安全な環境だから自由になろうというメッセージだ。大学時代の友達から息子、娘が結婚するというニュースが届くとおめでとう。それで相手は?異性なのか同性なのという会話になる。難しい世の中だ。
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大学の友人がハイウエーでスピード出しすぎてパトカーに捕まった時のやりとり。
「免許証見せて。スピード随分出てたよ。時速55マイルがルールだ。」
「知ってます。この道はいつも使う道なんで。これからアイオワの実家に帰るところなんです。いつもクルーズコントロールで55マイルに設定しています。おかしいな。」
「。。。。クルーズコントロール故障してるかもしれないから見てもらいな」

学生だったからなのか。アイオワ大学のステッカーが役立ったのか判らないけどアジア系の顔をした私だったらこういうことはなかっただろう。(ただ英語が判らない振りをしてスピード違反逃れたことはあった)
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1)LAの郊外にLA Country Clubという名門コースがある。勿論プライベートクラブだが一度接待ゴルフに参加した。ロッカーにはメンバーの名前がついており、Ronald Reaganのロッカーを使えと言われた。いいんですか?大丈夫、昨日来たから。2日続けてプレーしない人だから。。。お連れしたお客さんは大喜びだった。17番ホールでキャデイーが一言。ここのテイーショットはみんな右に曲がる。そしてボールを探しに行って戻ってこなくなるかもしれない。その通りになった。プレイボーイのヘフナー会長の家がそこにあった。プールがあって常にバニーがいて騒いでいる。なるほど。名ホールだと感心した。

2)プレイボーイクラブは当時六本木にもあったが会員になるためには数万円かかった。本拠地のシカゴでは30ドルで会員になれる。申し込みにはシカゴの住所が必要となる。10人ぐらいの友人が私の住所で申し込んだ。感謝された。翌月から写真入りのダイレクトメールが10通定期的に郵送されてくる。これには参った。家族から白い目で見られた。何年かしてシカゴも六本木のクラブも閉鎖され、メールも来なくなった。

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20年ぐらい前の話。同僚とロスからシカゴに帰る便のゲートにて。金曜の夕方の便でオーバーブックされていた。キャンセル待ちだという。同僚はどうしても帰らないとまずい用事があった。彼はゲートでにこにこしながら係員と話し始めた。こういう時は大変だね。仮の話だけど、こういう時にもしレーガン大統領が来たら乗れるのかなあ。そりゃあ乗れると思いますよ。ああそう。じゃあその席でいいから乗せてくれる?今ニュースでみたらレーガン大統領は海外にいてこの飛行機には乗らないはずだから。同僚はファーストクラスで堂々と帰った。めでたしめでたし。こういうのをStreet smartというんだなと感心した。(ちなみに反対語はBook smart)
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高校生の時代、つきあいが始まると、お互いの気に入っているレコードを交換するという習慣があった。アルバムの入った袋を学校に持参し彼女と交換しあう。それは対外的にもつきあっているというメッセージだった。好きな曲をシェアしてそれについて語り合うということだ。時代がかわってもこうしたニーズは残っており、Itune、Spotifyなどでお互いのPlaylistをシェアすることができる。すごい。昔は恋愛が破局に終わると、借りていたレコードを返すという儀式があった。対外的にもこれはきびしかった記憶がある。今はスマホで出来てしまう。

Amazon、Netflix、Peloton、SpotifyのFamily accountは大抵ユーザー人数の制限があるが、これもよく考えられている。親二人子二人の家族だと、ゲストに2人追加できる。上記のアルバムと一緒で、つきあいが始まると最初のステップはこうしたアカウントをシェアすることになる。子供2人がそれぞれ恋人を追加するとちょうどいい人数になる。あるいは相手のアカウントに追加される。破局すると追い出されるので実家のアカウントに戻ってくる、ということがうちでも何回かあった。すべてスマホである。
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バブル頂点の頃、シカゴの大手不動産投資会社に日本担当者として所属していた。日本の金融機関、商社、メーカー、個人すべてがアメリカでの投資を行っていた。ぺブルビーチの物件を日本の企業と一緒に購入することになり契約書サマリーが配布された。契約交渉で一番熱論されたのは、なんとパートナー間の週末の予約の優先順位だった。何かおかしいと感じだったが、それが普通だった。結局この案件は日本の株価後退で実現しなかった。ただ二番手のやはり日本の投資家が購入した。数年後金利が払えず、銀行所有となり、結局元の8割引きの値段でアメリカ人の手に戻った。その後各種金融バブルは10年に1度は起きている。
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帰国する前にビジネススクールに出願していた。シカゴ郊外のNorthwesternに面接に行った。大学の先生からすごい推薦状が来ているよ、と言われた。なんて書いてあるんですかと聞いたところ、足立というのはいい学生でどのトップスクールにいっても上位1割で卒業できるとある。どう思う?と逆に聞かれた。結果何年か働いてからいらっしゃい、という条件付きの合格だった。経理の教科書を書いていたKnoxの先生のお陰である。(後日談:結局上位1割では卒業できなかった)
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ビジネススクールでも日本の話題が注目されていた。Japan Inc.、終身雇用、Just in time。仕事を探す意味でも日本人であること、日本語を話せることは有利であった。卒業時にはどういうわけか医薬関連メーカー4社から誘いがあった。どこも日本という市場に魅力を感じるとともに大きな課題を抱えていた。私が就職したBaxterという会社も日本での医療規制に大きな課題を抱えていた。そこで選ばれた戦略が外圧である。日本は海外特にアメリカからの圧力に弱い。一民間企業の製品に関してレーガン・中曽根サミットミーテイングで取り上げられることになったのは驚いた。日本の企業にとっても都合の悪い規制に関しては外部からの圧力をかけるのが効果的という事例は他にもあった。これは黒船以来変わっていない現象だ。

今の学生と話すと、就職の際、こうした日本人のメリットは感じないという。
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