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これだけ大学を回っていてもなかなか到達できなかった大学についに1年半前にたどり着いた。何人かの卒業生と知り合いなのでいつかはと思っていた。ボンジョビの娘が在校していたのでコンサートがあったとか、その後退学したとか、いろいろ聞いていた。日本人が本当に少ない。今は2-3人だと思う。

リベラルアーツの大学の日本でのリクルーテイングは難しい。中国みたいな大国ではないので営業活動が限られる。オファーしても知名度・奨学金などで競争が激しい。こうした大学のアドミッションスタッフで海外担当者は大抵若手の独身者になる。海外出張が多いし、大学以外の職は限定されている。アドミッションスタッフのキャリアは当然転職が必要になるのだが、面白いものでリベラルアーツ大学を転々する人も多い。時々リベラルアーツから総合大学に移る人もいるが、リベラルアーツの良さをあれだけ熱論していた人がリサーチ大学の良さを営業するのは少し歯切れが悪い。

グルーバンクロフト基金はリベラルアーツ大学の卒業生が運営していることもあり、こうした大学の仲間として協力している。8校とは推薦枠関係がある。基金の受験生も既にリベラルアーツに関心が高いから効率がいい。長い目で見ると大学の知名度はやはり卒業生の活動によるところがあると思う。良くも悪くも当事者が一番よく知っているのだから。ある大学の先生はこう言っている。「アドミッションスタッフは営業(ウー)マンだ。彼らは現場を知らない。大学の良さを知ってるのは先生、卒業生、学生だ。」
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かめワークロードが厳しいということを聞いていた。Write, write, write, drink, write, write, write, drinkというペースになるらしい。バーモント州の山の中にある。言語学習が有名で夏休みに言語キャンプがあったりする。1度しか行っていないが数年前11月だったと思う。みぞれが降っていた。日本人は毎年2-3名いるかいないか、という規模だったと思う。

アメリカの大学ではJunior abroadといって3年生の時に海外に留学することが普及している。大体半数が1学期、あるいは丸一年留学する。理系専攻だと必須科目でそれができないこともあるようだが、最近はオンラインコースを利用して実現している学生もいる。この大学でも海外に留学する学生は多いと聞いている。部屋割もそれを前提としている。勿論毎年短期留学で来る学生もいるのでそのバランスが調整されている。6-7年前に卒業した武田君もその一人。彼は確かカメルーンに行っていた。口笛で世界チャンピオンにもなった。アドバイザーの先生も彼のことはよく覚えていた。

キャンパス近くにあるDavis United World College Foundation本部も訪問した。まだ軽井沢ISAKがUWCに認定される前だった。世界各地のUWC卒業生がアメリカの大学(94校)に進学する際に2万ドルほどもらえる奨学金制度である。UWCの目玉の一つでもある。
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最初にこの大学の名前を聞いたのはSopranoというTVドラマだった。NY近郊のマフィアの家族物語で、主人公のボスが息子の大学めぐりにつきあって訪問していたのがこの大学だった。6年ぐらい前に訪問した。マフィアらしい人には出会わなかった。日本人は全校で数名だった。奨学金が海外からの学生に対して厳しそうな印象だった。でも日本人が少ないというのは逆にいい環境ではないかと思う。自分もそうだった。すごく自由だ。ただ悪いことは出来ない。日本人が食い逃げしたとか、ストリーキングしたとか、すぐばれてしまう。

キャンパスの印象はアウトドアスポーツに最高の環境であること(近くにLL Beanの本拠地)、コルビーとのライバル意識が強いこと。ドリンキングカルチャーで有名とも聞いているがまだ確かめてはいない。
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ボストンから北へ3時間の場所にある。4年前に初めて行ってみた。新しい学長が就任して幹部スタッフが変わり、大規模な寄付集めキャンペーンが始まっていた。時代にあった新しいリベラルアーツ大学をめざしており、革新的な戦略を打ち出して実行されている。不況であえいでいた近隣の町の活性化にも関わっている。学長がかわるとこれだけかわるものかと感心した。勿論そういう変化に抵抗するスタッフもいるだろうし、転職している人も多いと聞く。幹部と会った印象は、他の伝統的なリベラルアーツの良き昔の人物像とは違っていた。Urban dictionaryによると、ここの学生はLUG(Liberal until graduation)とひやかされていた。つまり卒業まではリベラルだけど、その後はウオールストリートで資本主義に飲まれていく、という揶揄だ。真否は判断できないが、こういう特徴のある大学があるのはいいと思う。そういう大学に行かせたい親は多いと思う。
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大学訪問する時に困るのがホテルである。特に田舎だとまともなホテルがない。大学によっては独自のホテルをキャンパス内にもっていることもある。10年ほど前初めてYaleに行った時にはどういうわけか築後50年はたっていそうなぼろぼろのモーテルだった。エレベーターもなく、重い荷物をもった同行の先生はぎっくり腰になってしまった。それ以来代理店を通さず自分で吟味するようになった。Yaleの特徴はResidential Collegeにあると思う。学部生は14のグループに分かれて2年生以降はそれぞれの寮に分かれる。運動会の紅組白組みたいな分類でなかなかいい。

政治、人種差別、環境などに対する関心は非常に高い。資本主義の恩恵を多大に受けている環境の中で、あらゆる既存の仕組みに対して反対するのは矛盾があるが、とにかく発言して行動するパワーには感心する。ハーバードとの伝統のフットボール試合でもハーフタイムにデモを行い後半の試合開始が1時間遅れた。ウオールストリートの卒業生から巨額な寄付を受けている大学運営も大変だと思う。トランプ政権の財務長官は卒業生だったので、多くのクラスメートが頼むから辞任してくれという署名運動もあったと聞く。不法移民の子供の取り扱いも問題になっているが、大学はそういう学生の安全とプライバシーを守る立場をとっており、特にトランプ政権時にはやきもきさせられていた。

学生とのおしゃべりで一番面白かったのはハーバードとの比較。ハーバードでもYaleとの比較論議をしたが、ともに熱論になる。キャンパス近くには有名なピザ屋もある。コロナ騒ぎがおさまったらまた是非訪問したい場所である。でも雨の日は要注意。歩道がでこぼこ過ぎて水たまりだらけでべちょべちょになる。
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大学という場所は一般にリベラルな環境と言われているが、リベラルといっても度合いに差がある。この大学はおそらく地球から落っこちそうになるぐらいリベラルという印象を持っている。在校生、卒業生と話すとそれが明確にわかる。そういう学生ばかりを集めているのではなく、在学中に自然にそうなっていくのだと思う。政治、人権、セクシャルオリエンテーション、とにかくトピックが何であれみんなが発言する、それを辛抱強く聞く文化がある。LGBTQにWを足してもいいぐらいここには多様性がある。Artや映画の専攻が多いのも当然だろう。Houseといって共通のテーマで集まった学生が共同生活しているのも特徴だ。今まで見せてもらったHouseは掃除しないことを表現するアート作品?だった。アドミッションスタッフも見たことのない色の髪形でイヤリング、ノーズリング、サンダルで説明会に来る。CSS(College of social studies)というハードな専攻分野がある。歴史・政治・経済を多面的な側面から勉強するカリキュラムで日本人の間でも恐れられていると同時に人気もある。そこにもすばらしい先生がいる。フリーマン奨学金の制度があるので日本人にも知名度が比較的高い。学生がうるさくておしゃべりであることも知名度に貢献していると思う。

Wesの日本人新入生には先輩からこういうアドバイスが下る(らしい)。
「デスカッションに参加するためには、英語力ではなく、まずリラックスしなければならない。そのためには授業前にテキーラを飲むこと。勿論好みによってウオッカでも」
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なんでこんな離れたところに大学を作ったんだろう、といつも思う。NYCからもボストンからも車で3時間以上かかる。本当にあるんだろうかと不安になるころにつくのがこの大学である。なのでこの大学に合格し、しかもここを選ぶ学生はすごい。その勇気は大したもんだ。(勿論私も地図に載っていない大学を選んだのはすごい)「創立後、その立地の悪さに気が付いて、より文明に近い大学を作ってAmherstができた」というようなジョークがいまだに紹介されている。

何と言われてもこの大学の教授・スタッフ・学生、自信と誇り満々である。勿論ランキングの自慢なんてダサいことはしない。

キャンパスにはすばらしい美術館がある。安藤忠雄氏の建築物もあり、美術研究には定評がある。メトロポリタンやMOMAには同校の卒業生が多く活躍している。

海外からの学生は10%前後。日本からの学生も年に数名である。
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New England地域のリベラルアーツ大学はNESCAC(New England Small College Athletic Conference)に属している。Small Collegeとあるがサッカーにおいては名門校がそろっている。Amherstも常に全米トップ10にランキングされている(Division3)。アカデミックでも当然Ivyとならんでレベルの高い大学だが、印象としてはすごく地味。へらへらしていない。受験生向けのオファーレターも地味で、Congratulations!!!みたいなところでなくて、合格なんだか落ちたんだか2度読んでもわからなかったという学生がいた。合格した後もどこかの軍団みたいにぜひぜひ来て感がないらしい。ほとんどがIvyもうかる学生なので深追いはせずうちの大学の良さを分かる人だけが来て、みたいな。日本からも年に数名いるときもあるしいない時もある。ご存じの通り新島襄の母校なので同志社大学との交換留学制度、外務省との交換などがある。

お金もある。1800人の学校なのに500億円!のサイエンスセンター(写真)が新築された。いろんな意味でWilliamsがライバルと言われている。両校サッカーの試合をいつか見に行きたいと思っている。
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4年前、大統領選挙のあった翌週にここを訪ねた。キャンパスはぴりぴりしているのが感じられた。それはそうだろう。あの選挙からまだ日が浅い。卒業生であるヒラリーの当選パーテイーが予定されていたのに、それが実現できなかったのだから。夜には近くの大学のFratボーイが車で乗り付けて大騒ぎをしたという。しばらく多くのクラスがキャンセルになったと聞いた。訪問の前日、安倍首相がトランプ氏を訪問したニュースが流れた。いつもはにこやかに歓迎してくれるスタッフが冷たかった。あなたの国の首相はそういう人だったんですねというメッセージが表情に出ていた。それから年に1度は訪問するようになった。キャンパス内にゲストハウスがあると聞いて泊まったこともある。きれいな湖に面した建物は古かった。寒かったので、室温調整計をいじっていたら温度の針が重力で下を向いて動かなくなった。昔の寮だったのだろう。部屋のTVは10インチのアンテイークだった。早朝、湖を一周ジョギングしようと思ったら犬に追いかけられた。共和党員だと思われたのかもしれない。ハードランだった。

10年前は日本からの学生は高校からアメリカのボーデイングスクールに来ているような学生が主体だった。最近になって日本の高校を卒業した学生も来るようになった。それでも毎年数名である。同行した日本の先生が言った。一目で何年生かわかりますね。確かに上級生になるとどんどん頼もしくなっている。女子大であるから当然クラブ活動のリーダーも女性である。そういう環境になれてくるのだと思う。キャンパス施設はすばらしいが、トイレに困る。シングルジェンダーのトイレで順番を待つのはどうも苦手だ。世間話をするわけにもいかず、スマホを使うのも変だし。まだまだ通わないといけないのかも。
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10年ぐらい前だったろうか。初めて女子大というところを訪問してびっくりした。こんなきれいな環境があるのか。そして先進的な取り組みをしていた。アメリカではエンジニア不足特に、女性の不足が課題となっている。ここではそこに力を入れることで工学の分野に進む卒業生が有利になっている。ビジネスの分野でも。その後多くの卒業生と会う機会があるが、Smithiesの母校愛は大したものである。活発なAlumniグループが世界各地に存在する。合格した受験生のうちに若手の卒業生が押しかけて本人と母親を説得する姿を垣間見たこともある。特にママがころっと説得される。スミス軍団と呼んでいる。

しかしながら残念ながら私には向いていない大学だ。たぶん今でも合格できないと思う。(当たり前だが)
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