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イリノイ州の冬は厳しい。1月、2月は最高気温でも氷点下であることが普通。この長い冬が終わって雪が溶けて、久しぶりに地面の上を歩いた時の感慨を今でも思い出す。雪国を舞台にした小説を初めて理解した気分になった。東京人には実感できないなあとしみじみ感じた。

春学期になって野球部のシーズンが始まると言う。先輩からおまえもトライアウトしてみたらどうかと言われた。Sadaharu Ohが有名だった。野球は小学校以来やっていないが、サッカーでもできたから何とかなるかもしれないと思った。トライアウトで感じたことは、軟式と硬式の違い。送球の早さ。全然打てない。数日後監督から、Cutの通告を受けた。おまえがいると捕球しそこなったボールでケガ人がでそうだから、と言われた。ちょうとピアノの練習もしていて、野球ではれた手をみて、先生がやめたほうがいい、と忠告してくれた。
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